2013年08月27日

「ラブラブカップル」

毎年5月も中頃になるとブッポウソウが来ているのではないかと
気になります。見に行ったのは5月の下旬、芸北のとあるところ。

着いたら巣箱を物色しているペアがいました。しばらく見ていると
そのペアが急に近くの電線に並んで止まりました。それもピタリと
くっついて ♡ 今まで並んで止まるのは見ましたが体温が伝わるほ
ど寄り添う姿を見たのは初めてです。

まさにラブラブ状態。よくは分かりませんが、近くで別の個体が飛
び回っていたから、♂は♀を取られてはいけないと必死にガードして
いたのかもしれません。

帰ってから写真を近所のミニカフェで常連さんたちに見せたら「昔
を思い出すのう」とか、「今からでも遅うないで」とか言ってにや
にや笑われました。

その証拠写真がこれです。(会員 宮本さん)
1.jpg
posted by エナガ at 22:30| Comment(0) | □会員投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連載エッセイE「普通の鳥」って・・・〜ツバメ,キジバト,トビ でいいですか?〜

このエッセイでたびたび登場する「普通の鳥」。はたしてどんな鳥が
「フツー」なのか?ある意味難しいこのテーマを,ナカサキなりに
真剣に考えてみた。

---広島県で多く記録された鳥 BEST20---
順位 種  名 件数 順位 種  名 件数
1 ツバメ 705 11 ウグイス 454
2 キジバト 655 12 サシバ 453
3 トビ 637 13 シジュウカラ 431
4 ジョウビタキ 608 14 アオサギ 427
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posted by エナガ at 22:28| Comment(0) | □会員投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

スペイン・アンダルシーアの鳥便り


本会会員、三原市の三好さんよりご寄稿をいただきましたので、
ここにも一挙掲載させていただきます。

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2008年6月1日〜9日に、エスパーニャ王国(スペイン)アンダルシーア自治州に行って来ました。

イベリア半島の一番南端であり、北アフリカ・モロッコが対岸の、ジブラルタル海峡に臨む地域です。
スカッと抜けるように青い、濃い、深い、熱い、紺碧としか言いようのない空の下、海岸地帯は世界的海浜リゾート地「コスタ・デル・ソル(太陽海岸)」で、その中心地マラガまで成田から飛行機でパリ乗り継ぎ約20時間かかります。

アンダルシーアの地形は、海岸に狭い平野があり、マラガやカディスなどフェニキア時代以来の港町が発展しています。北に(北米西岸のではない)シェラネバダ山脈に代表される1,000m〜3,000m級の山々が屏風のように屹立し、アフリカからの熱風を遮っています。その北側に700m〜1,000mの高原が広がっており、半乾燥の地中海式気候で過ごし易くセビーリャ、コルドバ、グラナダなどイスラム大都市が発達しました。平地は麦畑や牧草地、丘陵地はオリーブ畑と羊・牛の放牧地として利用され、丘陵の間の峡谷に樹木が生え、山々は低潅木が散在する裸地や草地が広がっている環境です。


ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸とを繁殖と越冬のために毎年往復する渡り鳥は、地中海の東端イスラエルと西端ジブラルタル海峡では季節になると数百万の群れで渡ると本やテレビを通じて知っており、ひょっとしてそのような渡りが確認できればと期待していました。ジブラルタルには行かなかったのですが、特徴ある岬がはっきりと見える所まで行き、後背地を広く移動してロンダ、セテニール、グラナダ、グァディスを訪問しました。


結論を先に言うと、季節外れで、渡りの確認はできませんでした。
しかし、ちょうど繁殖期であり、沿岸部のマラガ、コスタ・デル・ソルの町々、内陸のロンダ、セテニール、グラナダ、グァディスでは、それぞれ沢山のヨーロッパアマツバメの集団繁殖地「コロニー」を確認しました。

他に、標高100m以上の深い峡谷に架かった石橋と、闘牛場で有名なロンダでは、ベニハシガラス、クロウタドリ、ミソサザイ、ゴシキヒワの飛翔と囀り、イエスズメを確認。
セテニールでは、切り立った岩棚の下の隙間でニシイワツバメ、ツバメ、カワラバトの繁殖。特にクロウタドリの姿をしっかり確認。ミソサザイの囀り。イエスズメを確認。
大都市グラナダの市街では、ショウドウツバメの飛翔、「アルハンブラ宮殿」周囲の森でミソサザイ、クロウタドリの囀り。クロジやシロハラに姿が似た鳥を低木広葉樹の下生えの中で確認。ベニハシガラスもいました。


グァディスでは、籠で飼っているゴシキヒワをじっくり確認できました。
水鳥は、マラガ港と広場の噴水で、数羽のニシセグロカモメを見ただけでした。

 ヨーロッパアマツバメSWIFTは、何処に行っても数百、数千の群れがピーピー、ピーピーと高音の大声で鳴きながら群舞しています。山間地では、峡谷の岩場の割れ目を利用して営巣しており、都市では利用していないシャッターの隙間、軒と外壁との間など、ちょっとした間隙を利用して営巣しています。さすがに夜間は静かですが、夜明け前から日没後まで、大声でうるさく、人をかすめるように低く、また天空高く、群れてビュンビュン飛び回っています。写真の良いのが撮れなかったので文字や言葉では説得力がありませんが、得心ゆかない方はコリンズ・ポケットガイド「バーズオブブリテン&ヨーロッパ」p.218〜p.219の上段の絵を確認ください。その凄さは私が見たとおりの状況でした。


都市と山間と、どちらを営巣地として好むのか判りません。ロンダのように100mを超える絶壁に面した町では岩壁に営巣していますが、断崖絶壁の岩の下の隙間に家を嵌めて人間が住んでいるようなセテニールでは、手が届くような岩の切れ目に営巣しています。日本でのツバメのように、人間の間接的保護に頼っているのかもしれません。

ニシイワツバメHOUSE MARTINは、セテニールでだけコロニーを確認しました。塀、平家、2階建の煉瓦建築の、文字通りスパニッシュ瓦=円筒を半分に切って並べた瓦の軒先にピタッとくっついた巣がズラッと並んでいます。
ここではツバメSWALLOWの巣もパラパラとありました。

ベニハシガラスCHOUGHは、カラスの体に、下向きに曲がった朱色のドリの嘴をくっつけたような鳥で、ピヨー、ピヨーとよく通る声でしきりと鳴きます。ロンダの峡谷を鳶のようにフワリと浮いたり、鷹のように急降下していました。

一番嬉しかったのは、グラナダのアルハンブラ宮殿を早朝訪れた時、周囲の鬱蒼とした森に入って間もなくミソサザイWRENの高らかな囀りが聞こえたことです。ビルが乱立する町からほんの10m程の梢で鳴くなんて、面食らってしまいました。あっちでも、こっちでも囀っています。まるで比婆山に居る状況です。

クロウタドリBLACKBIRDもあっちこっちで囀っています。他にも聞きなれない大声で囀っている鳥がいます。地中海式気候である周辺地域にはあまり緑地がなく、この宮殿の周囲だけ森になっているので生存しているのでしょう。何と!この森はナポレオン戦争中に、英軍のウェリントン将軍が植えさせた樹木が大きくなったもので、全て給水してあるのだそうです。


顔が赤く白い縁取りがあり、頭頂が黒、体の模様はカワラヒワそっくりの体色が5色のゴシキヒワGOLDFINCHも、日本のシジュウカラのように普通にいます。ただ声はずっと大きく、やたら動き回るので写真には撮りにくかったです。生態はシジュウカラに似ているように感じました。



posted by エナガ at 13:35| Comment(0) | □会員投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする