2020年09月01日

図書館だより 2020/09/01

【寄贈本】
「小学館 図鑑 NEO  新版 鳥 DVD付」
 日本野鳥の会会長
上田 恵介氏寄贈 監修・上田恵介 著・柚木修 A4変型判 208頁 2015年 Nature
Earth Origin(2002年発行は旧判になりましたが、こちらも上田会長からご寄贈)。
世界中の鳥類を新分類で紹介「最新DNA分析コラム」。恐竜から鳥への進化の秘密に
迫る。世界の美しい鳥やアトリの仲間、飛び方いろいろ、羽根など。新版には75分のDVD付。

「エナガの群れ社会(信州の自然誌)」 上田会長寄贈 中村登流著
 信濃毎日新聞社 A5判 169頁 1991年 雑木林の野鳥エナガの特異な群れ生活を
特に繁殖期中心に観察。なお、エナガは広島県支部のシンボルバード。会員の上野氏
(共著)による「広島県沿岸部におけるエナガのつがい形成と冬季群形成ー日本鳥学会
2001」論文も参照。

「里の鳥オナガの生活」 上田会長寄贈 細野哲夫著 信濃教育出版
 A5判 200頁 1981年 
 人里近くで群れて生活するカラス科のオナガの生活と人間生活を追い求めた生態観察
の記録。著者の鳥類研究の端緒となり、日本で最初の集団繁殖を確認した、中野市
十三崖のチョウゲンボウの生態記録も。オナガは日本では中部(福井県以東、神奈川
県以北)の本州、1970年代までは西日本の記録もあり。中国の東部やロシア東部、遠く
離れてイベリア半島に生息分布。

「見わけがすぐつく 野鳥図鑑」 広島県支部長福本幸夫氏寄贈 
 小宮輝之監修 成美堂出版 新書判 335頁 2020年5月
 日本の様々な環境(市街地、平地・丘、山・森、川・湖・水田、海)にすむ鳥を大きさ
  (スズメ大、ムクドリ大、キジバト大、カラス大)で300種近くを写真で紹介し解説。 
  小宮氏は、第13代(2004〜2010年)上野動物園園長。福本支部長とは五十年来の友人で、
この図鑑には、ウグイスに托卵するホトトギスのヒナの写真が福本支部長から提供されていま
す。従来の図鑑とは趣の異なる、楽しく濃い内容です。ポケット 版で、いつでも鳥見にどうぞ。
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2020年07月01日

図書館だより 2020/07/01

【寄贈本】
「柳林のヤマセミたち」 (日本野鳥の会広島県支部初代支部長) 中林光生著
 淡水社発行 四六判 222頁 2020年3月 すべに支部報228号で現支部長福本
 氏が紹介済みです。ナチュラリストの美しく優しい本です。
「ボクなかないよ! 〜密漁されたメジロ達〜令和2年「みどりの日」自然環境
 大臣表彰記念」
 絵/くにすあきこ 文/んかむらけいこ 全国野鳥密漁対策連絡
 会発行 寄贈18cm×18cm 40頁
「平成30年度モニタリングサイト1000 海洋調査報告書」 環境省自然環境局
 生物多様性センター発行 2019年3月 A4判 229頁 各調査地報告ー大黒島
 弁天島 三貫島 聟島列島 三池島 奄美諸島 沖縄島沿岸離党 宮古群島
 八重山諸島 仲の神島 日本野鳥の会上田恵介慶弔寄贈
 上田会長からは、20数件に及び書籍、当支部長福本氏からも多数の書籍の寄贈あり。
 感謝のうちに、次号から順次、紹介させていただきます。

【購入本】
「オーデュボンの島『アメリカの鳥類』セレクション」 ジョン・ジェームズ・
 オーデュボン著 図版150点収録 写真付き各鳥日本語で解説 オールカラー
 A5判ソフトカバー 212頁 新評論発行
『アメリカの鳥類』は19世紀アメリカの鳥類研究家、画家オーデュボン(1785-1851)
 の代表作で、435点の手彩色版画の実物大で描かれ、自然のなかで生きる姿の本
(当館にも禁帯出の寄贈本)です。うち150点を精選し複製したセレクション版です。
 表紙はオオフラミンゴ、日本(稀に広島にも)冬鳥のギンザンマシコ、日本のとは
 趣を異にするアメリカオシなど、お家でどうぞ。
 「身近な鳥のすごい食生活」 唐沢孝一著 新書判192頁 イースト・プレス
 2020年3月 野鳥誌6月号参照
 スズメが群がり鳴きながら食べるのは?カラス、ハクセキレイ、ハト、ツバメ、
 ムクドリ、メジロなど30種。
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2020年04月17日

図書館だより 2020/05/01

【寄贈本】
BINOS Vol.26 2019 日本野鳥の会神奈川支部研究年報」 同支部編集・発行
寄贈 A4判85頁
 論文:アオバトのタイマー録音による鳴き声調査2件、横浜自然観察の森での
自動撮影カメラによる10年間の動物の変化と日周活動、巣箱でのシジュウカラ
の繁殖行動の観察。
 観察記録:アシナガウミスズメ、シベリアジュリン、コクガン、ショウドウツバメ、
キガシラシトド、コウライウグイス他


2017〜2020年4月 ご寄贈の報告  深く感謝申し上げます。
日本野鳥の会本部より:野鳥誌トリーノ・支部ネット通信・探鳥会スタッフ通信
ほかには順不同で、バーダー(文一総合出版)、水鳥通信(バードリサーチ)、
ウトナイだより(ウトナイ湖サンクチュアリ)、谷津干潟だより(谷津干潟自然
観察センター)、ナチュラルアイ(埼玉県生態系保護協会)、雑木林(豊田市
自然観察の森)、米子水鳥公園だより(中海水鳥交際交流基金財団)、HOWP
(ホシザキグリーン財団)、比婆科学(庄原市立比和自然科学博物館)、
HUMU-HUMU(広島大学総合博物館)、ひろしまの野鳥(日本鳥類保護連盟
広島県)すづくり(広島市安佐動物公園)、広島虫の会報(広島虫の会)、
Gogi通信(太田川河川事務所)

◎日本野鳥の会 支部報
カッコウ(札幌)、アオサギ(苫小牧)、(宮城)、北上支部報(北上)、
きびたき’(福島)、かもめ(いわき)、かっこう(郡山)、ひばり’(茨城)、
野の鳥(群馬)、しらこばと(埼玉)、ほおじろ(千葉)、ユリカモメ(東京)、
多摩の鳥(奥多摩)、はばたき(神奈川)、新潟県支部報(新潟)、野鳥軽井沢
(軽井沢)、いわすずめ(諏訪)、カワセミ(甲府)、かわせみ(伊那谷)、
愛知の野鳥(愛知)、つぐみ(福井)、におのうみ(滋賀)、しろちどり(三重)、
いかる(奈良)、いっぴつ啓上(和歌山)、むくどり通信(大阪)、コウノトリ
(兵庫)、野鳥おかやま(岡山)、銀杏羽(鳥取)、スペキュラム(島根)、
山口野鳥だより(山口)、野鳥徳島(徳島)、かいつぶり(香川)、しろぺん(高知)、
こまどり(愛媛)、北九州の野鳥(北九州)、野鳥だよりふくおか(福岡)、野鳥
便り筑豊
(筑豊)、まめわり(筑後)、野鳥さが(佐賀)、つばさ(長崎)、
野鳥くまもと(熊本)、たより(大分)、野鳥だよりーみやざき(宮崎)、
るりかけす(鹿児島)
 ここまでは紙媒体の支部報、最近は PDF版が増加しています。
PDF版: bird call(オホーツク)、十勝野鳥だより(十勝)、キレンジャク(旭川)、
フレチカップ(根室)、初列風切(弘前)、おおるり(栃木)、遠江の鳥(遠江)、
そんぐぽすと(京都)、はちゃむ(道南桧山)、
 重複になりますが、札幌、苫小牧、軽井沢、茨城、埼玉、栃木、神奈川、大阪、
岡山、筑豊、佐賀各支部はPDF判でも。
 探鳥会スタッフ通信・支部ネット通信もPDF版でも。
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2020年02月24日

図書館だより 2020/03/01

【購入本】
「鳥の不思議な世界 遺伝子から解き明かす」 上田恵介編集 一色出版発行
 B5判 432頁 2019年11月 内容:認知生態・鳥の色彩と社会行動の進化・
 分化系統地理・鳥の歴史と進化を探る・保全遺伝学
 この本は、日本の鳥類学の第一線で活躍している19人の研究者の研究論文を
 1冊にまとめたものです。(巻末のパスワードを送信すると、鮮明な画像y
 データなどWEBページで閲覧可能ですが、詳細は野鳥図書館パソコンに表示)。

【寄贈本】
日本野鳥の会会長 上田恵介氏寄贈本
「野鳥居 第9号」 中西悟堂協会編 A5判 69頁 2019年
 中西悟堂記念碑・英文解説看板(静岡県 富士浅間神社)披露の会 2018.9.16
 中西悟堂(1895-1984年享年89歳)壮絶な年譜。1934年野鳥の会創立・「野鳥誌」
 創刊。日本最初の探鳥会を6月富士山麓で実施。なお悟堂協会は悟堂氏の思想を
 継承するため2005年に野鳥の会会員津守氏など4氏により設立。 
「自(じねん)然 中西悟堂生誕120周年記念 2015年」記念誌出版製作委員会
 編集・発行 B5判 149頁 中西悟堂著作二編(全集未収録)の他、悟堂賛歌、
 文学碑一覧、追想文、野鳥今昔など充実の内容です。
「ユリカモメ 中西悟堂特集号 1991年」 日本野鳥の会東京支部編 B5判 69頁
 悟堂氏の七回忌を記念して、生前の氏を知る方々の生々しい追悼文。色あせた紙面
 ですが読み応え充分。
「松本・安曇野 旬の自然観察」 那須野雅好・丸山隆・中田信好著「市民タイムス」
 編集・発行 A5判 319頁 2016年 地域密着型の週刊紙「市民タイムス」に7年
 以上連載のそれぞれの生き物が見られる月ごとに編成した四季の美しい歳時記。
 鳥・虫・動物・植物などのコラムと写真が素晴らしい。
「出島野鳥園 日本野鳥の会徳島県支部創立40周年記念ー野鳥のサンクチャリを未来へ」
 同支部編集・発行 A5判 188頁 2019年 68種の野鳥の写真107葉。 剣山系を水源
 に徳島県中央部をほぼ西から東へ流れる県内最長の那須川が太平洋に流入する河口
 部の旧河道にあるヨシ類が繁茂し、200種以上の野鳥が訪れる低湿地を楽園にと保全
 に尽力の記録。
「BIRDS:Myth, lore & legend」 Rachel Warren Chadd/Marianne Taylor著 Bloomsbury
発行 単行本 304頁 2016年 80種以上もの鳥にまつわる様々な国の伝承、伝説、
神話が美しい写真、イラストと共に解説されています。'Crane'(ツル科)の項目では
佐々木貞子さんの折り鶴のエピソードも紹介されています。装丁の美しい一冊です。
言語は英語。日本語版もあり監修は上田恵介先生です。
「Carnets secrets d' n ornithologue」 Robert-Daniel Etchecopar著 Larousse発行 単行本
 255頁 2013年 フランス鳥類学の発展に貢献した鳥類学者ロベール=ダニエル・
 エチェコパルによる詳細な鳥の観察記録と画家ポール・バリュエルの繊細な鳥の美
 しい水彩画が織りなす絵図鑑です。扱う鳥は100種を超えます。全編フランス語。
 日本語版もあり監修は上田恵介先生です。

 他に、各種ー講演集・報告書・年報など 館内閲覧用として掲示しています。
 ご利用ください。
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2019年10月17日

図書館だより 2019/11/01

【購入本】
「鳥と人間の文化誌 2019年4月」

 奥野卓司著 筑摩書房 A5判 154頁 会員からのリクエスト。 文化人類学者・
 情報人類学・人間動物関係学者かつ山科鳥類研究所長の著者、読み応えのある本です。
  第1章 「花鳥風月」は、日本文化か。 ゲノム解析で明らかになった鳥の起源、
     日本へのニワトリの道
  第2章 若沖と鶴停の「博物画」の皮膜 鶴のイメージと実態の格差、コウノトリ
     はなぜ混同されたか
  第3章 江戸期の「国際的」な博物学 「鎖国」という虚構、「生類憐みの令」は、なかった
  第4章 鳥を使う文化ーアビ漁、鷹狩、鵜飼 「占い」に使われた鳥の神秘性、変容
     した「鷹狩」
  第5章 現代における鳥と人間の関係 人間本位の「害鳥」と「益鳥」の区分、
     鳥インフルエンザ感染の犯人
  第6章 鳥と人工知能の未来学 鳥に近づく情報技術、現実化された鳥のテクノロジー

【寄贈本】
「旅をする木」

 星野道夫著 文芸春秋社 文庫本 241頁 1994年 日比野政彦氏寄贈
 アラスカを拠点に18年、撮影・執筆活動をし、1996年8月、ロシア、カムチャツカ半島
 クルリ湖畔・ヒグマの事故で急逝(43歳)する迄、多くの素晴らしい写真と著書を残し
 ています。イスカのこぼしたトウヒの種。やがて大樹となったトウヒの一生を通じ、自然
 の大きなサイクルを感じさせられます。33編のエッセイは、アラスカに住む人々・動植
 物・そして厳しくも美しい大自然に魅せられた著者の、熱い眼差しがいっぱいです。
 没後:「旅をする木」に「一」を加えた「旅をする本」は数多くのバックパッカーに読み
 継がれ、時に探検家の「お守り」となり、既に地球を2周する旅を続けています。(西村
 澄子、旅をする本は江津市の今井美術館 検索)
「森の宝石ブッポウソウ この輝きを次世代に! Save The Forest Jewel ブッポウソウ保護
 フォーラム 2019 in 吉備中央中(岡山県)」

 日本野鳥の会岡山県支部編著 A4判 132頁 2019年7月14日 本部寄贈
 豊富な写真、図表に加えた詳細な報告内容を紹介するのは難しく、目次の羅列でお許しく
 ださい。(一部省略)
 発表内容:仲村昇・黒田聖子・楠ゆずは・合田延寿
 中国・四国各県における保護活動状況:広島県内・鳥取県内・島根県内・愛媛県内・
 徳島県内・高知県内・岡山県内
 岡山県内の保護活動状況:昭和期の記録・吉備中央町内・新見市内・高梁市内・美咲町内
 全国の保護活動状況:新潟県内・長野県内・山梨県内・静岡県内・愛知県内・東京都内・  
  宮崎県内・福岡県内 
 ブッポウソウ観察ルート図と観察の注意事項、円城寺と吉備中央町のブッポウソウ他。
「比婆科学 266 2019年8月」
 比婆科学振興会編集・発行・寄贈 B5版 71頁 鳥関係のみ紹介します。
 報文:広島県北の落鳥(2000-2018)古川義雄 庄原市・三次市で建物のガラスの衝突死
 や交通事故死して報告者に届けられたり、直接発見した落鳥は、9目27科202個体に及ぶ。
 仮剥製して保管中。落命した鳥それぞれに丁重に調査・記録し、全体のまとめも綿密です。
 多い順にスズメ・シロハラ・トラツグミ・メジロ・落鳥ではノゴマ・シマゴマ・シマノジコ。
 短報・クマタカによるアオサギのハンティング 藤野徹 2019年2月 三次市。

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2019年08月21日

図書館だより 2019/09/01

【購入本】
「日本野鳥歳時記 2015年12月」 大橋弘一著 ナツメ社 A5判 154頁
 会員からのリクエスト。 野鳥写真家でもある著者の写真は、鳥の一枚一枚
の毛の質感までも感じられて見入ってしまう。この本は図鑑であり、写真
集であり、随筆でもあり、そしてまさに歳時記になっている。 この本の
タイトルにまずひかれた。登場する鳥は85種+65種。春は雲雀の初鳴
から。夏は不如帰の鳴き声から。秋は旅鳥の鶫の到来から。冬は尉鶲の白髪
頭の披露から。 鳥の和名が大きな漢字で現れるのは新鮮だ。 カタカナ
では思い及ばなかったことが、漢字の力で明らかになる。 芭蕉や一茶の
俳句を引用しなら、季節の移り変わりを鳥で感じるいことができる本にな
っている。(この項、当館常連の望月信子さんにお願いしました。)

【寄贈本】その1
◎上田恵介先生(日本野鳥の会新会長)寄贈本
「謎の烏を追う 頭骨とDNAが語るカラス10万年史」  中村純夫著
 築地書館 A5判 268頁 2019年
 ハシブトガラスとその近縁亜種の分布域を見極めるため、北海道〜
 サハリン〜対岸の大陸沿岸域(アムール川)調査。
「Field guide to the Birds of Taiwan 2017年」 Foretry Bureau Wild Society
of Paipei編・発行
A4判 415頁 670種以上(うち固有種27種)収録
「Birds & Bats of Palau 2008年」 H.Douglas Pratt & Handy T. Ecpison著
 Mutual社 A4判 288頁 576頁
「Birds of Minnesota 1998年」 Stan Tekiela著 Adventure Publications A6判 269頁
「Field guide to the Birds of Australia 1997年」 
  Graham Pizzy著 Augus Robertson発行 菊判 576頁
「沖縄 やんばる 亜熱帯の森ーこの世界の宝をこわすなー1997年」
 平良 克之・伊藤嘉昭著 高文研 A5判 127頁
他に「BINOSー神奈川県支部研究年報」など多数いただています。(すでに当館にあり)

【寄贈本】その2
「トコロジストー自然観察からはじまる場所の専門家」 箱田敦只著 日本野鳥の会
 四六判 245頁 2014年 
日比野氏寄贈
「広島の野鳥 32 2019年」 日本鳥類保護連盟広島県支部編・発行・寄贈
 B5判 16頁 支部長ー福本幸夫氏。支部事務局長ー日比野政彦氏をはじめ日本野鳥
 の会広島県支部でご活躍の皆さまも多いようです。年1回発行
  内容の濃い機関誌です。表紙写真は大西順子氏の「セイタカシギ」。その他の記事
 は三次野鳥歳時記「一鳥一会」、ブッポウソウの巣掛け調査、トモエガモの観察報告
(新名俊夫氏)、シジュウカラの「巣作り」から「雛の巣立ち」まで、東広島のため池
 と野鳥など。

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2019年06月22日

図書館だより 2019/07/01

【購入本】
「新シリーズ鳥たちの地球 ナショナルジオグラフィック日本版 2018年1月号」
 日経ナショナルジオグラフィック社 B5判 154頁 会員からのリクエスト。
 ○鳥はなぜ大切なのか? ○羽ばたいの軌跡 ○日本だけの翼 アオゲラ ○写真
 は語る 世界一美しいカモ(オシドリ!) EXPLORE(探求のトビラ)ー絶滅した
 鳥にささげるアート、巣をビニールで飾る訳、ハトが伝える大気汚染、鳥の死亡
 事件を捜査する、カッコウのひなはどっち?卵の形でわかること 2018年は
 鳥に注目ー米国とカナダの議会で締結した渡り鳥保護条約の百周年を記念して、
 全米オジュボン協会や、各種保護団体の活動を紹介。この雑誌の73頁を、迫真
 の記事と美しい写真に提供。

「図解 巣箱のつくり方かけ方」 飯田知彦著 創森社 A5判 114頁 2019年4月
 野鳥誌6月号参照 広島在住の鳥類・生態学研究者 飯田氏の前作(巣箱づくりから
 自然保護まで)の姉妹編。シジュウカラ、ムクドリ、ブッポウソウからフウロウまで、
 鳥の種類に応じた巣箱の作り方・設置の仕方を解説。巣箱を利用する鳥の生態や
 留意点の他、設置後の維持管理の仕方・活用法についてのアドバイスにもふれています。


【寄贈本】
「ワタリガラスの謎」 バーンド・ハインリッチ著 渡辺政隆訳 どうつぶ社 四六判
 491頁 1995年 日比野政彦氏寄贈 ワタリガラスは最大の烏で、ユーラシア大陸
 全域と北米大陸に分布、日本では冬の渡り鳥として北海道の海岸とその周辺に飛来。
 ブータンでは国鳥、広く伝説や文学にと周知。本書では、米国メイン州の豪雪・極寒・
 厳冬の森を舞台にワタリガラスをめぐる謎解きを開始、綿密な調査と観察にもとづく
 最高の自然誌!!

「そもそも島に進化あり 生物ミステリー」 川上和人著 えるしまさく絵 技術
 評論社 A5判 263頁 2016年 日比野政彦氏寄贈 島だ!進化だ!鳥類学者だ!
 今度は島について考える! 海洋島の小笠原諸島での調査活動20年間をベースに、
 豊富な事例をわかりやすく解説。内容は、ずっしり重く考えさせられます。

「高原の自然史 第18号 2018年12月」 高原の自然館(0826-36-2008)編・発行
 A4判 103頁 上野吉雄氏寄贈 論文1件、報告14件のうち、鳥類関係10件の労作
 が揃っております。順不同で、@項目・A場所・B報告者を羅列させていただきま
 すので、是非ご覧になってください。@コウノトリ、ジョウビタキ、ホオアカ、
 イヌワシ、カラスバト、タマシギ、ツツドリ、センダイムシクイ、オオルリ、クロジ。
 A中国地方、鳥取県、広島県、北広島町、安芸太田町、広島市。B上野吉雄、宮庄秀雄、
 白川勝信、麻生貞之、石井秀雄、加藤淳司、北岡享一、山本茂、柳瀬美幸、森孝之、
 藤野徹、安田亘之、中越信和、井原庸、松本明子、原竜也、渡辺健三、畑瀬淳、
 梅田加奈子、佐藤周平、大塚攻、林臨太郎、奥山秀輝、平野勝士、岩崎貞治、岡崎
 賢二、吉見良一、和田保雄、伊東進也、久保正幸、佐伯昌彦、沖田武、保井浩。
 (多数重複あり)
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2019年02月27日

図書館だより 2019/05/01

【購入本】
「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ」 川上和人監修 マツダ
 ユカ・三上かつら著 西東社 B6判 191頁 2018年 会員さんからのリクエストです。
 身近にいる野鳥についての雑学が6章にわたって綴られてなんと総数88!曰く「メジロ
 の舌は、2枚舌」「カモメの雛は赤い模様をつつきたい」・・・。軽妙な文章に思わず
 「へえ〜」。改めて野鳥の生態に興味が湧きます。

【寄贈本】上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)からの寄贈を有難く拝受しております。
「世界鳥類和名辞典」 山科芳麿著 大学書林発行 菊判 1140頁 1986年。
 9021種の世界の鳥について,属名・種名の解説・和名・英名と分布。すでに同じ辞典
 (禁帯出)がありますので,この辞典は,4週間貸出し,ご家庭でご活用ください。
「鳥類学名辞典」 内田清一郎・島崎三郎著 東京大学出版会発行 菊判 1207頁 1987年。
 世界の鳥類の学名(属名および種小名)の字義をアルファベット順に並べたもの。
 ○属名には,その属内の種小名。○種小名をこの名をもつすべての種を記載。
 学名は、ラテン語またはラテン語化したギリシャ語で表し、巻末には種和名検索もあり、
 深い内容を,楽しく学べます。
「Japanese Crested Murrelet 希少で絶滅の恐れのあるカンムリウミスズメの現状と
 モニタリング」
海鳥保全グループ編・発行 A4判
 136頁 2017年 英文と日本語でウミスズメの仲間(エトピリカ、ウトウ、ケイマフリ、
 ウミスズメ、ウミガラス、マダラウミスズメ、ウミバト、カンムリウミスズメ、クラベリー
 ウミスzメ、ガダルーペウミスズメ、スクリプスウミスズメ、について日本近海での
 広範囲の調査(瀬戸内海も)に敬意を表します。カンムリウミスズメは、日本と韓国
 でのみ繁殖が確認され、両国で国の天然記念物に指定されていますが、人間、ネズミ類、
 ネコ、カラス類によってその生息を脅かされています。
「PAPUA NEW GUINEA Bird Of Paradise」」William S. Peckover著 ROBERT BROWN&ASSOSIATES
発行 A4判 3頁
 1990年,パプアニューギニアの野鳥800種のうち80種は固有種、ハワイ、ミクロネシアと共に
 オセアニア区。極楽鳥(フウチョウ)のうちアカカザリフウチョウは,国鳥として,国旗と
 国章に描かれています。この本の60枚の野鳥写真に魅せられてしまいます。
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2019年02月23日

図書館だより 2019/03/01

【購入本】
「茶の湯の羽箒 知られざる鳥の文化誌」 下坂玉起著 淡交社 46判 416頁
  野鳥1月号参照  茶の湯で炉などを掃き清めるために使う鳥の羽を束ねた
 ものを羽箒と呼ぶ。茶の湯をたしなみバードウオッチャーでもある著者が一人
 で羽箒の歴史、作り方、使われている羽の鳥の種類等を調べあげた労作は読み
 応えがある。茶人別の羽箒の解説には広島藩の武将茶人上田宗箇も登場。

【寄贈本】
「Bird Resarch Vol.14 December2018」 NPO法人バードリサーチ編・発行・寄贈 B5判
 77頁  原著論文:GPS-TXによって明らかになったオオハクチョウ・カモ類
 の環境選択、ジョウビタキの繁殖状況と環境の特徴(八ヶ岳)参加型調査
 '''ベランダバードウオッチング'から明らかになった住宅地の鳥類相とその時間
 変動、他。短報:サンジャクの野生化(四国西部)、ドバトの羽色多型の地域 
 差と、新聞記事に見られる経年変化、他。調査データ:GPS発信機で追跡した
 オオハクチョウの位置情報のデータ。

「東京の野鳥たち2 月例探鳥会3か所・20年間の記録及び明治神宮・高尾山・
 新浜の長期記録」

 日本野鳥の会東京 研究部月別探鳥会記録解析グループ著 同会東京発行・寄贈
 A4判 182頁 2018年 長期にわたる探鳥会や調査の膨大なデータを詳細に表・
 図・写真で解説。

「BINOS Vol.25 2018」 日本野鳥の会神奈川支部編・発行・寄贈 A4判 80頁
 論文:タイマー録音によるアオバトの鳴き声調査(大磯町高麗山)、野鳥生息
 記録(2010年〜18年相模原市緑区)、木もれびの森の成長と近隣住民の意識の
 変化。観察記録:クロサギの幼鳥(真鶴町)、アオバトの鳴き声(仏果山)、
 繁殖した巣のねぐらに越冬したツバメの記録、他。
 調査記録:横浜野鳥水路のシギ・チドリー10年間の調査結果と観察記録。

「うんなん コウノトリ2018 四姉妹ものがたり」 太田和良写真・著・発行
 太田裕美子氏寄贈 縦21m横30cm 86頁 前号図書館だよりで紹介した「げんき
 くん物語〜海をわたったコウノトリの大冒険〜山岸哲著」のいわば後編になり
 ます。2018年春げんきくん(2014年生まれの雄)は,再び島根県雲南市大東
 町(前号の大東市は誤り)に帰って来て、新たなパートナー。ポンスニ(彼女
 も韓国に渡った経験あり)と昨年と同じ電柱に巣をつくり、4羽の「はるか・
 らいむ・とわ・きらら」四姉妹を育て上げた。地元社会に大貢献の写真家の
 太田知良氏は、「げんきくん物語」にも貴重な写真を提供し、雲南市の許可を
 得て,近くで(望遠)、子育ての様子を記録。
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2018年12月14日

図書館だより 2019/01/01

【購入本】
「枯野の猛禽 ハイイロチュウヒ Hen Harrier 写真集2018年」
鶴・いしい写真・解説 A4判(横長)90頁 岡山県笠岡干拓、山口県秋穂、
山口湾、きらら浜、愛媛県西条市蛭子などで、それぞれ出現情報をもとに
2003年頃から撮影開始、雌雄・幼鳥・成鳥さらに詳細な写真図鑑を完成。

「ハチクマ 彼岸鷹 Crested Honey Buzzard 写真集2018年」
鶴・いしい写真・解説 A4判(横長) 30頁
秋、彼岸花が赤く田園を染める頃、日本最西端の五島列島の福江島に集結し、
渡りをすることから「彼岸鷹」とハチクマ(蜂を食うクマタカ)を呼ぶ。
福江島大瀬崎に秋20年間、各半月以上滞在し多くの変異個体を観察された
集大成。広島県支部創立(1981年)以前からご活躍で、会の事務所まで提供
された(1983年)、石井鶴三氏の自費出版。第5-6冊目。 いしいT・I
アート発行 

【寄贈本】
◎上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本
「ライチョウを絶滅から守る! 2018年」 中村浩志・小林篤著 しなのき書房
A5判 275頁
2万年の奇跡を生きた鳥・ニホンライチョウ、減少の生息数僅か1700羽、日本では
「神の鳥」として崇められ、現在は火打山・焼山〜南アルプスイサルガ岳の高山
帯での生棲息。地球温暖化などで、天敵が高山にまで、絶滅危惧IB類に。著者らの
研究で解明されてきた生態、開始された保護活動を解説。
「100年前にカワセミを撮った男 下村兼史 生誕115周年写真展 2018年」
山科鳥類研究所・発行 A5判 130頁 1903〜1967年、カワセミは1922年、佐賀市
の生家の庭で。日本初の鳥類生態写真、著書・映画多数。
「げんきくん物語 海をわたったコウノトリの大冒険 2018年3月」 山岸哲著
講談社 青い鳥文庫 小B6判 196頁
2014年福井県越前市で生まれたげんきくん。放鳥後は、北陸〜東北〜四国〜九州
〜朝鮮半島と大旅行後、落ち着いた所は、島根県大東市。ここで結婚、子育て中、
サギと間違えられてパートナーを失う悲劇。ここから皆さんもご存知でしょう。
ー先頃、八幡川を訪ねた大迫力のコウノトリと重ね合せ、感謝し、熟読です。
「うずらのじかん 2018年7月」  マツダユカ著・上田恵介協力 実業之日本社発行
 A5判 127頁
生まれも育ちも、鳥類研究室。うずらのうつずーと大学教授のゆるっとまったり
研究生活。(本の帯より)
「聴き歩き フィールドガイド 奄美」
鳥飼久裕(解説) 上田秀雄(音声) 2007年
「滋賀の鳥たち 画集・びわ湖の畔で出会った宝物 2018年」 須田久仁画
Kunihouse B5判 38頁
「日本鳥学会 講演要旨集 2018年9月新潟」 A4判 167頁
「日本動物行動学会 講演要旨集 2018年9月京都」 A4判82頁
「日本生態学会 プログラム 2018年3月札幌」 A4判117頁
「2016年鳥類標識調査報告書」 環境省委託業務 山科鳥類研究所 A4判 97頁
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2018年10月16日

図書館だより 2018/11/01

【購入本】
「Strix34号 2018年-野外鳥類学論文集-」 日本野鳥編集・発行 B5判 野鳥誌
9・10月号参照 原著論文7−北限サシバ・ヨタカ・オオジシギ,水面採食性カモ類,イカルチドリ,
自然移入モズ,人馴れしたヤマドリ。 短報8−ギンムクドリの繁殖記録(広島県三原市,
渡辺健三・畝徹司・辻昭治),カラアカハラ,カンムリカイツブリ,アサザと鳥類,ビオトープとカモ・
バン類,アメリカハイイロチュウヒ,クロハラアジサシ,ハシボソガラスのクルミ割り行動。

【寄贈本】
「岡山の野鳥たち〜むかし・いま・みらい〜倉敷市立自然史博物館2018年」
同博物館第27回特別展図録倉敷市立自然史博物館編集・発行・協力・寄贈(日本
野鳥の会岡山県支部)15団体34個人協力,19個人著者 B5版 58頁 表・裏表紙は,
175種の野鳥顔(クイズ)の楽しいイラスト。岡山県内の野鳥(365種+移入種9+
かごぬけ5)のうち53項目について,データーをもとに深い内容の解説ー今そこにいる
恐竜,県内遺跡出土の鳥類,池田家産物帳から江戸時代の野鳥,岡山県の野鳥の
概要・特に40種について,蒜山・高梁川河口など。

◎上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本
「海の箱舟 2018年」 ジョエル・サートレイ写真 ノア・ストリッカ文 川上和人 日本語版監修 
日経ナショナル・ジオグラフィック社 20x20cm 239頁 この本に登場する鳥たちが未来に生き残れる
かどうかは,私たち次第だ。彼らを救うには,まず存在を知らなくてはならないー著者。
280種の世界の鳥の美しい姿を紹介。
「鳥と人間をめぐる思考・環境文学と人類学の対話」 野田研一・奥野克己著 
勉誠出版 A5判 393頁 2016年文学作品に描かれて自然を対象とする環境文学,民族誌
として記録されてきた自然を対象とする人類学ーその双方の視点から,人間が鳥をどの
ように捉え,語り,描いてきたかを探る。
「自然の愉しみ方{春}{夏}{秋}{冬・早春}」 山と渓谷社 B5判 各128頁
 2000年〜2001年 奥田一満・串田孫一・多田多恵子・藤井旭・唐沢孝一・今森光彦・
 吹春俊光・倉嶋厚・姉崎一馬・田中達也・平野隆久著  季節の移ろいを彩る生き物・
 自然現象を四季別に紹介・解説した図鑑。ジャンルごとに美しい写真とそれぞれの分野に
 精通した著者が詳述。
「野の鳥たち・素描集」 チャールズ・F・タニクリフ著 日本語版監修高野伸二 大修館書店
 箱入り(横27cm×縦38cm)150頁 1980年 アイルランド 2地方での野の鳥のデッサン集。
 大型の箱に描かれたソリハシセイタカシギーアボセットー実物?
 イギリスも日本の野鳥も旧北区に属するので,この本で馴染みの多い鳥たちに出会えます。
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2018年08月22日

図書館だより 2018/09/01

【寄贈本】
「愛知県鳥類生息調査1967年〜2016年の50年間の記録」 日本野鳥の会
愛知県支部他編 愛知県環境部自然環境課発行 A4判 140頁 日本野鳥の
会 寄贈 昭和42年から現在に至るまで毎年継続して行われるライセンサスによる
鳥類調査。多様な環境の愛知県下22ケ所の調査地でのカウント。全国的にも稀。
結果はWEBでも公開。

「山口野鳥 49号 2018年」 日本野鳥の会山口県支部 編・発行・寄贈
B5判 96頁 写真ーヤマヒバリ(青海島)・カツオドリ・ヤツガシラ・ウミスズメを食べる
ハシボソガラス調査研究ー江戸時代と現代のツル類飛来地。

「天然記念物 久井・矢野の岩海 保存活用計画2018年3月」 三原市
教育委員会編集・発行・寄贈 A4判 129頁 久井岩海は,備前最高峰宇根
山(標高699m)の530m〜480mにあり,花崗閃緑岩が風化して岩海状に,
1964年国の天然記念物に指定。その後50年も経過し,岩海に土砂が堆積し
植物の侵入も多く,今後の保存対策や施設整備を策定中。

◎上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本
「モニタリングサイト1000 海鳥調査報告書 2017」 環境省自然
環境局生物多様性センター・山科鳥類研究所 A4判 179頁 調査地報告ー
ユルリ・モユルリ島,恩馳島・祗苗島,八丈小島,鳥島,蒲葵島・宿毛湾,男女
群島,枇榔島,トカラ列島。資料ー海鳥調査サイト基礎情報シート,同データシート,
繁殖形態モニタリングマニュアルなど。

「対馬の鳥と自然 2018年3月」 川口誠・前田剛写真・文編 長崎新聞社
発行 A5判 192頁 対馬の野鳥225種写真図鑑+珍鳥・迷鳥51種について
写真と解説(2017年対馬野鳥の会によると383種),対馬の自然フィールドガイド,
鳥の観察は楽しい!鳥の未来に向けて,鳥にも自然にも国境はない。

「殿様生物学の系譜」 科学朝日編 朝日選書 B6判 292頁 1991年
平和な江戸時代 中国明の「本草綱目」に最大の影響を受けた博物学が殿様
を中心に隆盛。鳥類学では熊本八代藩主・細川重賢はじめ松平頼恭,堀田正敦ー
「堀田禽譜」黒田家一斉清・長藩・長知・長成・長禮・長久と。山階芳麿ー
1932年自邸に設けた山階鳥類標本館,1942年山階鳥類研究所を設立。鷹司
信輔,清棲幸保など。

「町人学者の博物誌」 筒井嘉隆著 河出書房新社発行 B5判 254頁
1987年 1903年大阪の商家生まれの著者は動物生態学を学び「鳥の棲めない
所に人間は住めない」と,様々な自然保護や調査活動をもとに1950年旧自然
科学博物館から1974年大阪市立自然史博物館開館に,また1969年「南港の
野鳥を守る会」発足,1983年「大阪南港野鳥園」開園に貢献。多くの人々
との協力ぶりが素晴らしい。

「鳥の雑学がよーくわかる本 ポット図解」
柴田佳秀著 秀和システム発行 四六判 74頁 2006年
鳥たちの衣食住と,結婚,子育て。シラサギが白い理由,ハシブトガラスは臭い
がわからない,など。
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2018年06月16日

図書館だより 2018/07/01

【購入DVD】
「日本百舌鳥202」 佐藤 進撮影・録音・監修 ((株))シンフォレスト
発行 216分 2014年
 ’’鳴き声を自然音のみ’’で監修されたDVDです。202種の野鳥達の美しいハイ
ビジョン映像と愉しみながら,鳴き声も愉しめる216分の野鳥図鑑です。身近な
鳥達でも鳴き声を聞く機会が少ない鳥達の声が新鮮に感じられました。シギ・
チドリの仲間たちの鳴き声も綺麗に録音されています。入門者にも自然と鳥達の
名前を鳴き声と動く姿が覚えられそうな作品です。(この項西村澄子記)

【寄贈本】
「街なかのタマシギ」 中林光生著(挿絵 諸本泉) 渓水社(広島市) B6版
237頁 2018年3月15日 
 1970年代まで,広島市東区牛田地区に残った水田ではタマシギが繁殖していた。
初代支部長の中林さんはそれを観察するためいわざわざ牛田に転居。1972-79の
8年間,詳しく観察記録を残し,この度,1冊の本にまとめられた。観察記録は詳
細で貴重なだけでなく,転居までしたタマシギへの愛情と熱意に満ち溢れている。
氏撮影の生態写真を元に描かれた挿絵も詩情あふれる細蜜画で,写真よりもわかり
やすく本書の価値をより高めている。(絵の雰囲気は本誌208号2頁を参照されたい)
 なお,5月20日の中国新聞「郷土の本」欄に本書の紹介記事が出ました。(この項
福本支部長記)

「カワウの保護及び管理に関するレポート(平成29年度版)2018年3月 環境省」
 A4版 27頁
 環境省では,2012年度より表題の検討会を設置し,「管理計画のガイドラインと
保護管理の手引き」は環境省のHPでも検索可能。このレポートでは,「広島県に
おけるカワウの適正な管理に向けた取り組みについて」6頁にわたって詳述,調査は
当支部の皆さまの活動が大いに貢献されています。「コラム」も有用です。

「野鳥観察の楽しみ VOL1 2007年」 新名俊夫著・寄贈 有限会社文化評論発行
 18cm×20cm 57頁
 東広島の野鳥と自然に親しむ会の会長・当会会員・環境カウンセラー等の新名氏が定年退
職後の野鳥観察を各1頁に1種写真と共に愛情深く解説。タゲリ・ミコアイサ・アマ
サギ・ノビタキ・マガン・トモエガモ・コシャクシギ・ヒシクイ・タマシギ・ツバメ
チドリ他

「野鳥観察の楽しみ VOL2 2012年」 新名俊夫著・寄贈 有限会社文化評論発行
 18cm×20cm 77頁
 モズ・タカブシギ・アメリカヒドリ・ハシビロガモ・ヒクイナ。ミヤマガラス・
 コクガン・ホウロクシギ・メダイチドリ・アオバズク・ブッポウソウ・コウノ
 トリ・オオヒシクイ・ミヤマホオジロ・ツルシギ・トウネン・アカハシハジロ・
 ヤツガシラ・ホオジロガモ・チュウサギ・キレンジャク他 自然豊かな東広島の
 フィールドです。
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2018年04月27日

図書館だより 2018/05/01

【購入本】
「実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳」 ネイサンエメリー著 渡辺智訳、 エクスナレッジ発行
 A4版191ページ 2018年2月 近年になり、鳥にも洗練された知能や、柔軟な
 問題解決能力が明らかになっている。そんな鳥たちの驚くべき能力を、多数の
 美しい写真やイラストと共に紹介。鳥類研究の最前線をわかりやすく述べています。
 鳥好きが、鳥の驚き、鳥の奥深さを再認識するおすすめの1冊です。(仲山)

【寄贈本】
「水鳥通信 バードリサーチ 19号 2018年1月」 発行元NPO法人バードリサーチ 発行者
 植田睦之 A4版 8頁  冬のハマシギが減少中、演技派な鳥類の進化(チドリの擬傷)、
 千鳥浜・木屋川河口(山口県シギ・チドリ類調査サイト、日本で繁殖するコチドリ・シロチドリの
 渡り調査、ドローンを使ってカモを数える、など濃い内容満載です。

「ホシザキグリーン財団研究報告 第21号 2018年3月」 ホシザキ野性生物研究所編著・寄贈
 B5判 318頁  鳥類関係では、初記録(隠岐中ノ島ーウミウ繁殖、米子市ーカラムクドリ山陰
 地方)、調査報告(島根県ー17年間のカモ類の渡来数と月変動、美保関ー渡り鳥の長期
 標識、隠岐諸島ーミヤマホオジロの定期的繁殖)など。

「比婆科学259-261号 2017年4・7・11月」 比婆科学教育振興会編・発行・寄贈
 B5判 30-30-54頁  鳥関係では、三原市ーシロハラクイナの繁殖行動(渡辺健三・辻昭治)、
 観察記録(庄原市是松ーキンクロハジロ・ホシハジロー松尾裕美、ツバメチドリ・夏のオシドリ・カワガラス・
 アオバト・三次市君田ーヤマシギ・コウモリを捕食するハヤブサ・県北初ーコチョウゲンボウ・シマセンニュウ・
 コルリの落鳥ーいずれも漆谷光名)

◎上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)および支部総会時に皆様からの本
「日本の鳥の世界」 樋口広芳著 平凡社 B5判 151頁 2014年  日本の多様な環境
 に生きる鳥たちについて学ぶことができる最良の本。美しい写真とともに、鳥の生活を
 めぐるさまざまな話題を紹介。
 以下は、書名・編著者・発行元のみ紹介。
「密漁事例&かんたんにわかる鳥獣保護法」 密対連実行委員会編 全国野鳥密漁対策連絡会発行
「鳥類の人工孵化と育雛」 レベッカS/デユアー・ローリーDゲージ著、 山崎亨監訳 文永堂出版
「バードクリニック プラクテイス」 B・H・コールス著 桜井富士朗・岡ノ谷一夫訳 インターズー
「愛鳥自伝 上・下」 中西悟堂著 平凡社
「鳥学を支えた岳人」 林正敏著 信濃新聞社
「最後の鷹匠」 朝日新聞秋田支局編 無明舎出版
「鷲鷹ひとり旅」 宮崎学著 平凡社
「鳥たちとの対話(新現代日本画家素描集)」 上村淳之画 日本放送出版協会
「Hawks 3」 William S Clark・Brian K Wheeler著 Houghton Mifflin Company
「Enjoy Wildlife」 Bob Scott著 A&C Black Ltd
「Birdfeeder Handbook」 Robert Buruton著 Dorling KIndersley London
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2018年02月20日

図書館だより 2018/03/1

【寄贈本】
「米子水鳥公園事業報告 平成28年度」 中海水鳥国際交流基金財団
編集・発行・寄贈 
 2017年12月 A4判 106頁+資料58頁 平成7年,米子市の中海に最後
に残った彦名干拓地の湿地を水鳥の生息地として保全し,市民が自然
と触れ合う公園として開園。
平成17年中海の一部として,ラムサール条約登録湿地に。コハクチョウをはじめ
100種+1万羽+野鳥の飛来を毎年確認。鳥類全種全量調査@2016年度
確認129種A毎月第2土曜のデータ集計87種のべ16,762羽B注目すべき鳥
 センダイムシクイー初,アメリカヒドリ・亜種アメリカコガモ・コウノトリ・ヘラサギ・ナベヅル;
コミミズク・ツバメチドリ・オウチュウ・マキノセンニュウ,C通算確認種数220種(外来種
含め223種) Cコハクチョウ初認10月11日3羽,ピーク11月16日511羽,〜冬水
田圃〜終認3月20日2羽。

「Bird Research Bol.13 December 2017」 NPO法人バードリサーチ発行・寄贈
植田睦之編集 B5判117頁 原著論文@ルリカケスの早春繁殖時の餌資源の考察
とヒナの糞分析と生息環境の生物多様性。A日本におけるコクガンの個体数と
分布,他4。 短報@東京都内湾運河部の人口構造物上で初めて確認された
ウミネコの繁殖記録。 A銚子洋上風車周辺での海鳥の飛翔状況。他4。

「広島市西部(佐伯区・佐伯運動公園)におけるタカの渡り[2007年-2016年]」
 広島タカの渡り研究会編集・発行・寄贈 A4判 56頁 2017年12月発行
 広島県内でのタカの渡り調査は,1980年秋から日本野鳥の会広島県支部に
より,1999年頃まで一斉調査や定点観測を実施。2000年早春に「広島タカの
渡り研究会」が発足(12人),『調査の継続が観察記録の価値を高める!』
の信念のもと,この報告書では,春(3月初旬〜5月下旬)10シーズン5730時間
787日,13種43,161羽,秋(9月初旬〜11月中旬)11シーズン5634時間722時間
12種74,992羽。春の渡りでは,ハチクマ58%・ノスリ・ハイタカ属・サシバ,秋では,
ハチクマ67%・ハイタカ属・ノスリ・サシバとー。 ハチクマ・ノスリについては,日毎・時間
帯の通過個数,さらにタカの移動方向や春の調査記録など貴重な記録満載
です。発足からの報告書も8集を数えています。

「上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本」
「日本鳥学会講演要旨集 2016年度」 鳥類学者の恐竜のはなしと恐竜学者
の鳥のはなし B5判296頁
「日本鳥学会講演要旨集 2017年度」 生態学者VS外来生物〜本気で根絶,
本気で再生 奄美・沖縄・小笠原〜 A4判 190頁
「青梅市の猛禽類ー青梅自然誌研究グループ会報第6号」 A4判 190頁 2017年
「地球を旅する生き物たちーツバメからクジラ・トナカイまで」 樋口広芳著 PHP研究所
A4判 68頁
「湿地之神 丹頂鶴 T・U・V」 A4判 51頁 中国・韓国・日本語で
「緑の国へ」 稲本正著 オルタナ編集部 B6判 87頁

◎支部総会の際,皆さまからの多数の寄贈本の提供ありがとうございました。
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2017年12月18日

図書館だより  2017/11/01

【購入本】
「フィールド図鑑 日本の野鳥」イラスト・水谷高英 解説・叶内拓哉 文一総合出版
 A5判 432頁 2017年 約30年ぶりに刊行された新しい日本のイラスト野鳥図鑑。
 657種すべて描き下ろし!!。新分類準拠の美しい本です。識別ポイントー鳥の行動・
 生態・類似種から詳述。世界の分布図。

「新 日本の探鳥地 首都圏編」 BIRDER変種部編 文一総合出版 A5判 192頁
 2017年 東京都・20カ所,千葉県・15,埼玉・13,神奈川・15,茨城・8,群馬・8,
 栃木・12,各探鳥地をホームグランドとしているスペシャリストによる,最新版ガイドブック
 (決定版は2004年初判)。
 明治神宮・銚子漁港・筑波山・雲取山など多岐にわたる91か所(離島は別の本に
 なる予定)。

「神奈川県猛禽類レポートU」 神奈川野生生物研究会著 ブイツーソリューション発行 
 A4判 164頁 2017年 丹沢のクマタカをはじめ,県内に生息するオオタカ,ツミ,
 ミサゴ,アオバズクなどの生態,繁殖状況さらに保護の経緯・提言まで具体的に
 記述。 生態写真・イラストを投入した本に,2000年に出版された「神奈川県猛禽類
 レポート」の全面的な改訂版。

【寄贈本】
「レッドデータブック 愛媛 2014」 愛媛県庁(環境部自然保護課)編・発行 A4判
 623頁 2015年 福本支部長寄贈 西日本最高峰の石鎚山〜瀬戸内海〜外洋の宇和
 海と変化に富む風土の愛媛。鳥類編は24頁。334種が記録されていて,うち
 98種は,迷行種や不定期に渡来する種。留鳥71種,夏鳥37種,冬鳥74種,
 旅鳥56種。
 愛媛県による絶滅危惧T類ヨシゴイ・クロツラヘラサギ・オオジシギ・チュウヒ・クマタカ・コノハズク・
 ブッポウソウ,ヤイロチョウ,サンショウクイ,コヨシキリの10種,絶滅危惧TA類32種,準絶滅危惧種
 18種,情報附則8種,合計68種。

「石の生きもの語り 広島県の動物供養碑」 大丸秀士著 しおまち書房 A4判
 152頁 2017年 日本野鳥の会広島県支部の誕生に大きな尽力をいただいたお
 一人の元安佐動物園長, 大丸氏からの寄贈本です。広島県のさまざまな動物の
 供養碑約1500基をめぐって述べられていて,内容は魚介類から馬・オオカミ・熊・鶴・
 ペット等々バラエテイに富んでいます。写真付きのガイドブック風になっているので,生き
 ものの命について,思いをめぐらせながら歩いてみるのは,いかがでしょう。

「PDF版で寄贈された支部報」 最近は,紙媒体だけでなくPDF版で寄贈される
 支部報が増加。森の新聞212号回覧版参照。(森の新聞もPDF版で全国の支部に
 配信中)。まだの方,PDF版配信を申し込んで,カラーの写真や早目の情報をお楽し
 みください。
 オホーツク支部,札幌支部,八戸支部,宮城支部,新潟支部,軽井沢支部,
 奥多摩支部,神奈川支部,遠江支部,京都支部,大阪支部,筑豊支部など
 続々で 記載漏れお許しください。
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2017年10月26日

図書館だより  2017/11/01

【購入本】
「Strix Vol33 2017 野外鳥類学論文集」日本野鳥の会編集・発行 野鳥誌8月号参照
 B5判 260頁 野鳥誌8月号は,全会員に配布済み。38頁にStrix33号が詳しく紹介されています。
◎特集 モニタリングー重要性・応用,26年間のラインセンサス,エゾシカの菜食圧,経年変化他
◎原著論文7編ーチュウヒ,サシバ(西三河),メジロ(北海道),鳥類相(南鳥島),海鳥分布と営巣地
(北方4島),河跡湖沼のカモ科(石狩川),イカルチドリ(配偶システムと雌雄の役割)
◎短報6編ーヒメコウテンシ(奄美大島),ウズラ繁殖(仏沼),カワウ繁殖初確認(道東),ヒバリの繁殖集団,
オニカッコウの初記録(伊豆諸島),繁殖期のサシバ(インターバルレコーダーとトレイルカメラの有用性)

【寄贈本】
「大阪府鳥類目録 2016」 日本野鳥の会大阪支部編・寄贈 A4判 287頁 2017年
 大阪支部は本年創立80周年(1937年,野鳥の会は1934年)!!おめでとうございます。
 364種と移入種21種について,生息区分・レッドリスト・分布図・生息月・写真・本文・記録。
「野鳥居 第8号 2017」 中西悟堂協会編 日本野鳥の会寄贈 B5判 96頁
 以下の本は,上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本です。
 「となりの生き物たち 1989 」上田恵介・朝日稔他著 いんてる社発行 A5判 203頁
 「日本バードカービング協会 東京都美術館展 2008」同協会編 縦20m×横22cm 27頁
 「平成27年度モニタリングサイト1000 海鳥調査報告書 2016」
 「平成28年度モニタリングサイト1000 海鳥調査報告書 2017」
  環境省自然環境局生物多様性センター編 山階鳥類研究所発行 A4判 219頁 
 「2015年 鳥類標識調査報告書」 山階鳥類研究所編・発行 A4判 89頁
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2017年08月30日

図書館だより 2017/09/01

【購入本】
「鳴き声から調べる野鳥図鑑 音声データCD付き おぼえておきたい85種」
 松田道生●文・音声 菅原貴徳●写真 文一総合出版発行 A5判 128頁
 2017年
  身近な野鳥85種(ソウシチョウ・ガビチョウも)の鳴き声がわかる図鑑。付属の
データCD(パソコンでのみ再生可能)には,さえずりや地鳴き,警戒の声など,
 250以上の声を収録。解説も鳴き声に特化し,メロディや声の音節,どんな
時に鳴くかなど,博識の筆者ならではのエピソードも多く,楽しみながら野鳥の
声を覚えることができます。美しい生態写真とミニコラムも素晴らしい。

【寄贈本】
「野鳥と風力発電のセンシティビティマップ」(野鳥保護資料集31集)日本野鳥
の会発行・寄贈 A4判 127頁 2017年
 2015年英国で開催された「鳥類と風力発電のゾーニングに関するワークショップ」
の報告。風力発電が鳥類に与える影響を回避・低減する上で重要とされる脆弱性
マップの作成と適用に関する知識,経験,最新事例を各国で共有するために開催。
イングランド及びスコットランド,アイルランド,スロベニア,ギリシャ,ブル
ガリアのバードライフ・インターナショナルのパートナー団体や環境コンサルタント
が参加し,各国の事例などを紹介。日英文併記。
posted by エナガ at 18:34| Comment(0) | 図書館だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

図書館だより 2017/07/01

【購入本】
「日本の美しい色の鳥」上田恵介監修 大橋弘一写真・解説 エクスナレッジ発行
 縦25cm×横20cm 224頁 2017年 日本に生きる野鳥たちを15の色に分類
した新しいタイプの識別図鑑です。色を愉しむ鳥ー赤色(タンチョウ・ウソなど21),
青色(15種オオルリ・オナガー),橙色(24種コマドリ,アカコッコー),黄色(16種コウライ
ウグイス,コイカルー),緑色(11アオバト・ヤマゲラー),白(17オオハクチョウ・エナガー),
極彩色(3オシドリ),輝く色(8ツバメ,ホシムクドリー),白黒色(12キンクロハジロ,
コウノトリー),茶色(10ミソサザイ,ミフウズラー),個性的な顔(5エトピリカ,シノリガモー),
灰色(14ギンムクドリ,クロジー),黒色(12ツルシギ,クマゲラー),日本の伝統色に
なった鳥(11ウグイス,トキー),アイリング・アイマスク・・目元が素敵な鳥
(12メジロ,クロウタドリー),コラム;日本の伝統色になった鳥の色,鳥の羽色の
しくみー色素による色と構造色,鳥にはどのように色が見えているのか。
「鳥を識る なぜ鳥と人間は似ているのか」 細川博昭著 春秋社発行
A5判 310頁  2016年 表題の通り,鳥の様々な側面を「識る」ことのできる
1冊です。
どのように恐竜から進化を遂げたのか,その体の特徴と合理性,想像を超える
知性など。
とりわけ,鳥は色を見分けるための視細胞を4種類も持っていて,3種類の
人間(哺乳類の多くは2種類のみ)よりも広い色調をより細かく見分けられる
というのは驚きで,なるほどだから鳥は,あれほど色鮮やかな羽毛をまとって
いるのか,と,目から鱗の発見もあります。人との共通点が案外多いのも納得
です。鳥を「視る目」も変わる1冊として是非一読を!

【寄贈本】
「宍道湖グリーンパークでバードウオッチング20年の記録」 ホシザキグリーン財団編集・発行・寄贈
B5判 124頁 2017年1 1996年6月開園以来,観察を続けている鳥類の記録に基づき
一覧にした「鳥類リスト」,ここに挙がった212種の中から,205種のグリーンパーク周辺
で撮った写真を地域の記録とすべく掲載し,解説を加えています。
「山口野鳥 48号 2017年3月」 日本野鳥の会山口県支部編集・発行・寄贈 A4判 148頁
写真ークロトウゾクカモメ,オオヒシクイ・マガン・コマミジロタヒバリなど 特集1−「野鳥の楽しみ
方いろいろ」 
支部活動報告ー調査・研究では県内一斉調査(ガン・カモ・ハクチョウ類,シギ・チドリ類),
野鳥観察データベースの解析,野鳥のさえずりの時期,オオジュウイチの録音記録による
県内初記録(見島)など
特集2−「レッドデータブック山口の改定作業」ー山口県産鳥類目録2017-102種(新記録ー
カリガネ,アカハシハジロ)
「高原の自然史 17号 2017年3月」 高原の自然館編集・発行 上野吉雄氏寄贈
A4判 38頁 ◎中国地方におけるイヌワシの繁殖ー上野吉雄・石井秀雄ほか 9年
ぶりに繁殖に成功した報告 ◎広島県におけるジョウビタキの繁殖初確認ー上野吉雄・
大西順子・石井秀雄,2015年県北西の2か所のスキー場で夏季の生息観察,うち1か所
で繁殖確認。ジョウビタキは冬鳥の代表的存在ですが,日本でも北海道・長野県で極
地的に繁殖,山口県山口市・岡山県真庭郡での営巣活動報告があります。

posted by エナガ at 10:29| Comment(0) | 図書館だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

図書館だより 2017/05/01

【購入本】
「カラスの教科書」 松原始著 講談社文庫 365頁 2016年
 カラス馬鹿を自称している新進気鋭の動物行動学者による愉快な教科書(強化
書・教化書!!!?)「カラスの基礎知識」,「カラスと餌と博物学」「カラス
の取り扱い説明書」可愛いイラストや後半の「カラスのQ&A」も楽しめます。読後
はカラスを見る目が少し変わるかもしれませんよ。
【寄贈本】
「牛田山の自然」 キャンパスの自然刊行委員会編集 広島女学院
大学発行(箱入り)A4判 254頁 1988年 太田由美子氏寄贈
 本書は,牛田山塊(最高点261.1mの牛田山,見立山・神田山・尾長山が
U字形に連なる)の中心部に位置している広島女学院大学(広島市東区牛田東4丁目)
のキャンパスと周辺部を対象に,その歴史と生物を調査・研究した報告書です。有史以前
からの歴史のある牛田山塊,里山としての自然が現在でも豊かですが,山麓の宅地化
が進み,変遷も著しく,現時点(1986〜1987年)での調査を主とした記録。
鳥類部門では,日本野鳥の会広島県支部初代支部長の中林光生教授を主に10人の
メンバーが,調査記録を担当。ひrそいま野鳥図鑑(こちらも支部設立10周年記念
として中林氏提案し15年記念誌になり小島氏が支部長の時,1998年発行)では
広島県内記録292種。本書では,130種。海も大きな川もない調査域(ガンカモ
は1987年3月のマガンのみ)にしては,多くの野鳥が棲み,通貨しているのを
記録していあmす。写真も20種の鳥の様々な表情を写し出しています。
「やませみ 岡山県支部設立40周年記念誌2017年2月」 日本野鳥の会
岡山県支部編集・発行・寄贈 A4判145頁 1981年設立の広島県支部,先輩格の岡山に
学ぶこと多く,「やませみ」から県支部運営ー隔月刊の支部報「野鳥
おかやま」,「ふくろうメール」は支部会員の約半数が登録,支部会員以外の方にも
フェイスブックやツイッターで発信。県支部活動ー中心は「探鳥会」で年50回,最多参加者数
90人のブッポソウ観察会。保護活動ー県内各地のブッポソウの保護活動で日本一の生息地,
風力発電計画の撤退(調査により),その他コアジアサシ保護など多方面の活動をご覧ください。
【2015-1016年にご寄贈しただいた支部報】全90支部のうち53支部からの
新鮮情報満載です。
根室(フレチカップ)札幌(カッコウ)苫小牧(アオサギ)弘前(初列風切)宮古(ミサゴの海)
北上(北上支部報)宮城県(鴈)ふくしま(きびたき)郡山(かっこう)いわき(かもめ)
茨城県(ひばり)栃木(おおるり)群馬(野の鳥)埼玉(しらこばと)千葉県(ほおじろ)
東京(ユリカモメ)奥多摩(多摩の鳥)神奈川(羽ばたき)新潟県(新潟県支部報)
佐渡(いそひよ)軽井沢(野鳥軽井沢)伊那谷(かわせみ)諏訪(うわすずめ)
甲府(カワセミ)南富士(さえずり・囀)福井県(つぐみ)岐阜(濃飛の野鳥)
愛知県(愛知の野鳥)三重(シロチドリ)奈良(イカル)滋賀(におのうみ)
わかやま(いっぴつ啓上)大阪(むくどり通信)京都(そんぐぽすと)ひょうご(コウノトリ)
鳥取県(銀杏羽)島根県(スペキュラム)岡山県(野鳥おかやま)山口県(やまぐち野鳥だより)
香川県(かいつぶり)徳島県(野鳥徳島)愛媛(コマドリ)高知県(しろぺん)
北九州(北九州の野鳥)福岡(野鳥だより・ふくおか)筑豊(野鳥便り・筑豊)
筑後(まめわり)佐賀県(野鳥さが)長崎県(つばさ)熊本県(野鳥くまもと)
宮崎県(野だより・宮崎)鹿児島(るりかけす) 各支部の皆様 感謝!!


posted by エナガ at 19:46| Comment(0) | 図書館だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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