2013年08月27日

連載エッセイE「普通の鳥」って・・・〜ツバメ,キジバト,トビ でいいですか?〜

このエッセイでたびたび登場する「普通の鳥」。はたしてどんな鳥が
「フツー」なのか?ある意味難しいこのテーマを,ナカサキなりに
真剣に考えてみた。

---広島県で多く記録された鳥 BEST20---
順位 種  名 件数 順位 種  名 件数
1 ツバメ 705 11 ウグイス 454
2 キジバト 655 12 サシバ 453
3 トビ 637 13 シジュウカラ 431
4 ジョウビタキ 608 14 アオサギ 427
5 ヒヨドリ 551 15 コシアカツバメ 413
6 ハシボソガラス548 16 スズメ 409
7 ツグミ 510 17 ムクドリ 400
8 ハチクマ 492 18 マガモ 396
9 ハシブトガラス490 19 モズ 395
10 コサギ 464 20 ホオジロ 358
「ひろしま野鳥図鑑」(増補改訂版:2002年11月発行)による。  
件数などのデータは(初版:1998年10月発行)と変わらない 。
---
上の表をご覧いただきたい。

データの根拠として引っ張り出したのは,例の「ひろしま野鳥図鑑」
(増補改訂版)。種類ごとに写真・解説・分布図・期間図などがあり,
観察例の最後に [データ総数]が記してある。全種のデータ総件数
27,584件に占める件数である。これを多い順に並べたのが上の表で
ある。
この表を見て,様々な感想をお持ちになることだろう。ツバメ(1位)
やジョウビタキ(4位)が多いのは,「初認」の情報が多く寄せられ
たためだと思われる。ハチクマ(8位)とサシバ(12位)のランクイン
には,ワシタカファンの深い思い入れを感じる。個人的には,キジバ
ト(2位)がヒヨドリ(5位)を100件以上上回っているのが興味深い。
実は,情報カードだけでこのようなリストを作ると,いわゆる「普
通種」が少なくて,実際の生息状況が現れにくい。情報カードが「珍
鳥情報」に偏ってしまいがちだからだ。「ひろしま野鳥図鑑」に普通
種が多数あるのは,カード以外に探鳥会や各種調査の記録もソースと
しているためである。
危機感をもって注目したのはコサギ(10位)である。私のささやか
な調査では,数年来ほとんど記録がない。図鑑の発行から10余年,
コサギはまだ普通種として健在だろうか? 逆に,表にはないオオバ
ン(19件),図鑑では「県西部では記録がない」とあるが,現在冬
季には普通に見られ,局所的だがカワウ(12件)とともに「黒鳥の湖」
を形成している。皆さんの周辺の「普通種」はどうですか?
 (会員 中崎さん)


posted by エナガ at 22:28| Comment(0) | □会員投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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