2009年04月01日

八幡川だよりJ

  4月1日付で広島県の人事異動が発表され、広島港湾振興局は「広島港湾振興事務所」に組織変更され、これを受けて4月6日に広島県の新しい担当者との初めての打合わせを行いました。
  3月上旬に、埋立地内の調整池の埋立工事が着工されました。
  3月末までに、池の北側と南側のアシ原は刈り取られ、東側のアシ原の一部も整地されました。
  また、池には工事用の台船が浮かべられ、池の中央部の南北方向に30m幅のジオテキスタイル1列が敷設されました。
  今後は約8ヶ月をかけて、東西方向にジオテキスタイルが広げられていきます。
  カモたちが飛来する秋までに何とか工事を終わらせてほしいと県に要望していますが、工事の一部は手作業で進められており、予断を許しません。
  さらに台風などの気象条件も大きく影響します。
  施工業者に対して、県が強力な指導力を発揮されることを期待しています。
  また、埋立地をCDL+5mまで埋める計画は、残念ながら、まだ変更されたものではありません。
  この計画の変更には高いハードルがあり、今後長い時間をかけて県と国との間で協議されることになっています。
  県自体においても、これからも継続して努力してほしいと思います。

  今年から、ジオテキスタイル敷設工事と平行して人工干潟第二期工事 (既存の盛土AとDの間に、BとCの二つの盛土を作る工事) も進められます。
  今年度は6月から10月の間に南側の盛土Cがつくられる計画です。 (「森の新聞」No.157 P.3参照)

  八幡川河口における観察記録を見ると、水鳥は秋になると、まず安全な埋立地内の池に飛来し、11月にピークに達した後、外の環境にも危険がないと認識すると、徐々に周辺に分散していることがわかります。 (下部 図1参照)
  この記録は、埋立工事前の豊かな自然環境を表す貴重なデータであり、将来の野鳥公園の理想像になるはずです。
  工事が進行していく過程で水鳥たちの個体数がどのように変化していくか、今後も観察を継続することが重要です。
  これらのデータを積み重ねて、工事が野鳥に与える悪影響をいかに減らすことができるか、また、野鳥の楽園をどうすれば復活させることができるかを考えていきたいと思います。

  3月9日の中国新聞の社説に、八幡川河口埋立地に関する意見が掲載されました。
  「自然保護団体の知恵も借りながら、よりよい『共生』エリアの実現にじっくり取り組んでほしい」 「工事の影響がどんなふうに出るか。 県と保護団体とが慎重に見守りながら、野鳥園の青写真を描いていくのも一つの方法だ」 とありました。
  私たちが要望した 「青写真を検討する場」 に県としても早く臨んでほしいものです。
  その際には 「どんな共生の道を選ぶのか。県民の間に議論を広げ、深めていく」 ことが大切です。
  そのためにも、もっとこの環境の重要性と、野鳥公園をつくる必要性をアピールしていきたいと思います。
posted by エナガ at 00:00| Comment(0) | 八幡川だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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