2008年10月22日

八幡川だよりH

10月22日、井町支部長と私 (堀江) は、広島県広島港湾振興局を訪問して広島港湾振興局長と面談し、下記の要望書を提出しました。

  広島港湾振興局長は私たちの話を熱心に聞いてくれました。
  しかし、広島県の立場としては、埋立地にある調整池のうち西側は埋め立てざるをえないということです。
  西側の企業用地を埋め立てることができなければ、埋立事業の採算が合わず、事業の根底を覆すことになるからです。
  一方で、池の東側の水面とアシ原のある環境の重要性は、十分に理解していただいたようです。

  その後の広島港湾振興局との話し合いの中で、まず、次のように埋立工事の概要の説明がありました。

@  2009年3月から12月までに、池の水底全面にポリエステル製のメッシュ状の網(ジオテキスタイル)を敷設する。
A  その後、数ヶ月かけて、水質を確認、沈殿処理しながらポンプで排水する。
B  池の水がなくなったあと、ジオテキスタイルの上に厚さ50cmの覆砂を敷く。
C  10年程度かけて西側から順次、土砂を搬入して埋めていく。
 この段階から池の東側に自然に水がたまっていくのを待つ。

  この工法を基本にしつつも、どうすれば野鳥への影響を最小限に抑えられるか、今後さらに施工計画を検討することになっています。


  次に、「埋立地は、CDL+5mの高さまで埋めること」 になっている問題 (「森の新聞」No.159 P.13参照) については、池を埋めてしまって、あらためて池を掘りなおすことのムダや、アシ原が再生するかどうかのリスクは理解しているものの、計画を変更するには高いハードルがあります。
  また、野鳥公園の計画を検討するための検討会については、人工干潟完成後 (2011年頃) に開催したいということです。
  広島港湾振興局の姿勢として、野鳥を愛する気持ちは、実際に現場を見て十分に理解しており、これから継続的に情報を公開していくので、ぜひとも広島港湾振興局を信頼してほしいということでした。

  こうした広島港湾振興局の姿勢について、2009年3月に工事に着工することはやむをえないとしても、何とか私たちが納得できる説明をした上で工事に着手してほしいと申し入れました。
  その上で、水面はなくなるとしても、池を全て埋めてしまうのではなく、せめてアシ原の部分は現状のまま残してほしいと要望しました。

  また着工までの間に、施行計画についてできる限りの改善を要望したいと思います。

  広島県の自然に関する考え方は、私たちの思いとはかなり温度差があると感じますが、八幡川の保護活動については、これからも対話を重視しながら、粘りづよく交渉を進めていきたいと思います。
  埋立工事中は1〜2年間は水がない状態となりますが、自然の力によって早く環境が復元してくれればいいと思います。
posted by エナガ at 00:00| Comment(0) | 八幡川だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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