2008年08月05日

八幡川だよりF

  今回は、5年ぶりに開かれた第13回干潟造成検討委員会についてお知らせします。

  平成20年8月5日(火)午後、宇品にある広島県広島港湾振興局で、第13回干潟造成検討委員会が開催されました。
  平成15年1月に開催された時に座長を勤められた、広島大学名誉教授で当時の日本鳥類保護連盟広島県支部長・水岡先生が再び座長を勤められ、同じく広島大学の鳥越先生、そして新しく現在日本鳥類保護連盟広島県支部長をされている安佐動物公園の福本園長と私が委員で出席しました。
  井町支部長は急な事情で出席できなくなりましたが、中身のある検討会となりました。
  広島県からは港湾振興局の渡橋(よりはし)局長、空港港湾企画整備課村上課長、環境部自然環境課の谷村課長が出席されました。

  議題1は人口干潟の第U期造成工事に関するものでした。
  平成13年から開始された第U期造成工事が現在も行われています。
  これは10回目の委員会以降話題にのぼり、様々議論されたものです。
  人工干潟地盤の上に、上流からの土砂の流入と堆積により自然な干潟が出現するまで、干潟の沈み込みが少なく、なるべく干出している時間が長い複雑な水際線が出る、緩やかな傾斜をもつ突起状の盛り土を造成するものです。
  平成20年中に一番北の盛り土Aと、一番南(沖)の表面が石で覆われ常時海面上に干出するD が完成しています。
  この工事によって、干潟の機能が鳥類と底性生物等のモニタリング調査の結果、序々に回復しているとの報告がありました。

次に、今後の整備計画について説明がありました。

1)人工干潟第U期工事はあとAとDの間の造成工事を今後2年間にわたって漁業と鳥類に影響を与えない4月から10月の間で工事されること。
  これについて委員から、自然再生型の工事であることから、まずAの盛り土に接したBだけを工事し、様子をみて工事を続けるなど、工夫が欲しいとの意見が出されました。

2)埋立地内の処理区Vつまり現在広大な水面がある23haについて、平成21年から埋立工事に入りたいとの説明がありました。
  これについては、この地点が多くの野鳥が飛来し自然環境の保全上重要な役割を果たしている事実があり、7.5 ha野鳥園が当初計画どおり確保されてはいても、現在の水面の全面23haを残せないかとの意見を表明しました。
  残せないとしてしても残せない理由を県からマスコミ等にコメントすべきでないかとの意見を述べました。
  売却が埋立地の投資計画上避けられないことは当然理解できるものの、環境や都市生活を送る上の自然環境が有する価値の評価は計画時と変化していると考えるからです。

  5年間のブランクを置いて検討会が再開され、話し合いがもたれたことは有難く、広島県の姿勢を評価したいと思います。
  今回の要点と意見のポイントは次の2点です。

1. 人工干潟第U期 今後2年
 ⇒  自然干潟復興のための施工を考慮して欲しい。

2. 埋立地水面工事
 ⇒ 平成21年から23ha着手。
 工法や面積について再考願いたい点あり。
 当初計画の7.5haは担保。

posted by エナガ at 02:00| Comment(0) | 八幡川だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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