2019年02月27日

図書館だより 2019/05/01

【購入本】
「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ」 川上和人監修 マツダ
 ユカ・三上かつら著 西東社 B6判 191頁 2018年 会員さんからのリクエストです。
 身近にいる野鳥についての雑学が6章にわたって綴られてなんと総数88!曰く「メジロ
 の舌は、2枚舌」「カモメの雛は赤い模様をつつきたい」・・・。軽妙な文章に思わず
 「へえ〜」。改めて野鳥の生態に興味が湧きます。

【寄贈本】上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)からの寄贈を有難く拝受しております。
「世界鳥類和名辞典」 山科芳麿著 大学書林発行 菊判 1140頁 1986年。
 9021種の世界の鳥について,属名・種名の解説・和名・英名と分布。すでに同じ辞典
 (禁帯出)がありますので,この辞典は,4週間貸出し,ご家庭でご活用ください。
「鳥類学名辞典」 内田清一郎・島崎三郎著 東京大学出版会発行 菊判 1207頁 1987年。
 世界の鳥類の学名(属名および種小名)の字義をアルファベット順に並べたもの。
 ○属名には,その属内の種小名。○種小名をこの名をもつすべての種を記載。
 学名は、ラテン語またはラテン語化したギリシャ語で表し、巻末には種和名検索もあり、
 深い内容を,楽しく学べます。
「Japanese Crested Murrelet 希少で絶滅の恐れのあるカンムリウミスズメの現状と
 モニタリング」
海鳥保全グループ編・発行 A4判
 136頁 2017年 英文と日本語でウミスズメの仲間(エトピリカ、ウトウ、ケイマフリ、
 ウミスズメ、ウミガラス、マダラウミスズメ、ウミバト、カンムリウミスズメ、クラベリー
 ウミスzメ、ガダルーペウミスズメ、スクリプスウミスズメ、について日本近海での
 広範囲の調査(瀬戸内海も)に敬意を表します。カンムリウミスズメは、日本と韓国
 でのみ繁殖が確認され、両国で国の天然記念物に指定されていますが、人間、ネズミ類、
 ネコ、カラス類によってその生息を脅かされています。
「PAPUA NEW GUINEA Bird Of Paradise」」William S. Peckover著 ROBERT BROWN&ASSOSIATES
発行 A4判 3頁
 1990年,パプアニューギニアの野鳥800種のうち80種は固有種、ハワイ、ミクロネシアと共に
 オセアニア区。極楽鳥(フウチョウ)のうちアカカザリフウチョウは,国鳥として,国旗と
 国章に描かれています。この本の60枚の野鳥写真に魅せられてしまいます。
posted by エナガ at 19:58| Comment(0) | 図書館だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月24日

第23回日本野鳥の会・中国四国ブロック交流会

 第23回日本野鳥の会 中国四国ブロック交流会 in Kagawa
  5月25日(土)〜26日(日)に小豆島で


 2019年度のブロック交流会は香川県支部担当で,下記の通り小豆島の
景勝地 寒霞渓で開催されます。参加申し込みは2月末です。参加ご希望の
方は早めに日比野政彦まで・・・



日時:  2019年5月25日(土)〜5月26日(日)
場所:  国民宿舎小豆島 香川県小豆郡小豆島町池田1500−4
参加費: 15,000円程度(懇親会費を含む)

スケジュール(概要 = 案)
 5月25日(土)
 13:00〜13:30 開会、挨拶、オリエンテーション
 13:30〜14:50 講演 川口 敏(バーダー鳥の形態学ノートなどで活躍中、
  演題未定) 以後省略

 5月26日(日)
 8:30 ホテル出発・探鳥 〜 12:00 寒霞渓ロープウェー山頂駅にて解散
posted by エナガ at 19:50| Comment(0) | ■告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元会員 上霜英雄氏 野鳥写真展 五日市で開催

 元会員上霜英雄氏が、極楽寺山や佐伯区で撮影した野鳥の写真展が下記の通り、
やはり元会員の沖村義春氏が経営するギャラリーで開催されます。興味のある方
はぜひ観覧に行ってください。入場無料です。

 日時: 2019年5月7日(火)〜5月12日(日)11:00〜18:00
 場所: コイン通りにあるボンジュールギャラリー(広島市佐伯区五日市5丁目10−23
      ボンジュールビル2F)
posted by エナガ at 19:46| Comment(0) | ■告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おおの自然観察の森 生き物観察会のお知らせ

 当支部幹事の西本さんが主宰する生き物観察会が下記のとおり今年も開催
されます。参加費不要です。

 日時:   4月14日(日)9:30集合 11:30解散
 集合場所: おおの自然観察の森センター
 行程:   マンサク湖の周りで生き物を観察。昨年は野鳥のほか,アオダイショウ,
  イシガメ,シュレーゲルアオガエル,イモリなどが見られました。ここに生息して
  いるすべての生物を観察しましょう。
 
posted by エナガ at 19:13| Comment(0) | ■告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月23日

図書館だより 2019/03/01

【購入本】
「茶の湯の羽箒 知られざる鳥の文化誌」 下坂玉起著 淡交社 46判 416頁
  野鳥1月号参照  茶の湯で炉などを掃き清めるために使う鳥の羽を束ねた
 ものを羽箒と呼ぶ。茶の湯をたしなみバードウオッチャーでもある著者が一人
 で羽箒の歴史、作り方、使われている羽の鳥の種類等を調べあげた労作は読み
 応えがある。茶人別の羽箒の解説には広島藩の武将茶人上田宗箇も登場。

【寄贈本】
「Bird Resarch Vol.14 December2018」 NPO法人バードリサーチ編・発行・寄贈 B5判
 77頁  原著論文:GPS-TXによって明らかになったオオハクチョウ・カモ類
 の環境選択、ジョウビタキの繁殖状況と環境の特徴(八ヶ岳)参加型調査
 '''ベランダバードウオッチング'から明らかになった住宅地の鳥類相とその時間
 変動、他。短報:サンジャクの野生化(四国西部)、ドバトの羽色多型の地域 
 差と、新聞記事に見られる経年変化、他。調査データ:GPS発信機で追跡した
 オオハクチョウの位置情報のデータ。

「東京の野鳥たち2 月例探鳥会3か所・20年間の記録及び明治神宮・高尾山・
 新浜の長期記録」

 日本野鳥の会東京 研究部月別探鳥会記録解析グループ著 同会東京発行・寄贈
 A4判 182頁 2018年 長期にわたる探鳥会や調査の膨大なデータを詳細に表・
 図・写真で解説。

「BINOS Vol.25 2018」 日本野鳥の会神奈川支部編・発行・寄贈 A4判 80頁
 論文:タイマー録音によるアオバトの鳴き声調査(大磯町高麗山)、野鳥生息
 記録(2010年〜18年相模原市緑区)、木もれびの森の成長と近隣住民の意識の
 変化。観察記録:クロサギの幼鳥(真鶴町)、アオバトの鳴き声(仏果山)、
 繁殖した巣のねぐらに越冬したツバメの記録、他。
 調査記録:横浜野鳥水路のシギ・チドリー10年間の調査結果と観察記録。

「うんなん コウノトリ2018 四姉妹ものがたり」 太田和良写真・著・発行
 太田裕美子氏寄贈 縦21m横30cm 86頁 前号図書館だよりで紹介した「げんき
 くん物語〜海をわたったコウノトリの大冒険〜山岸哲著」のいわば後編になり
 ます。2018年春げんきくん(2014年生まれの雄)は,再び島根県雲南市大東
 町(前号の大東市は誤り)に帰って来て、新たなパートナー。ポンスニ(彼女
 も韓国に渡った経験あり)と昨年と同じ電柱に巣をつくり、4羽の「はるか・
 らいむ・とわ・きらら」四姉妹を育て上げた。地元社会に大貢献の写真家の
 太田知良氏は、「げんきくん物語」にも貴重な写真を提供し、雲南市の許可を
 得て,近くで(望遠)、子育ての様子を記録。
posted by エナガ at 11:03| Comment(0) | 図書館だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年春のシギ・チドリ渡り調査のお知らせ

 広島県に残された貴重な干潟や水田・沼沢地で観察されるシギ・チドリ類
を記録します。

 一斉踏査日:2019年4月29日(祝・月)「昭和の日」を中心とした調査者が選定した日

 例年実施している調査地で担当者と一緒に調査していただける方は各調査地の担当者まで
連絡をお願いします。
 またこの他の県内で調査された結果がありましたらお寄せください。「森の新聞」で報告
します。

○調査地・担当者
 福山南部・松永湾 ・渡辺健三
 沼田川および河口 ・内海貴明
 東広島      ・木本誠一
 呉・広西大川   ・森山 錦
 廿日市・御手洗川 ・住田代志也
 太田川放水路   ・中崎悦子
 八幡川・小瀬川  ・日比野政彦

調査結果の締切り:5月末
送付先:下記のメールアドレスまで
    シギ・チドリ調査取り纏め担当:日比野政彦 hibino☆ms5.megaegg.ne.jp
     (☆は@に置き換えてください)
posted by エナガ at 10:53| Comment(0) | 調査関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年1月広島県ガン・カモ・ハクチョウ類調査結果

 環境省・広島県が行う2018年度ガンカモ調査が支部会員を主とした調査員
の協力をいただき、2019年1月6日(日)〜20日(日)の15日間の調査を行う
ことができました。日本野鳥の会広島県支部が担当したのは県内約280か所
以上の調査地の内207か所を調査しました。
 約40名の代表調査員を中心に述べ340名の人数参加し無事に調査を終える
ことができました。ありがとうございました。
 今年は暖冬で冬鳥が少ないのでは・・という予想もありましたが、支部が
調査したガンカモ総数については大幅な減少は認められませんでした。支部
が調査したデータの速報値をお知らせします。県内のテデータは、広島県が
取りまとめ環境省で集約されます。

1.ガン・カモ合計数
(最近5年間表)      *は5万分の1地形図調査数
調査年・ガンカモ合計・ガンカモ種類数・調査地数
2019・ 32,417  ・20  ・207
2018・ 33,772 ・21 ・206
2017・  30,156 ・20 ・*(246)
2016・ 34,588  ・21  ・*(248)
2015・ 28,321  ・22  ・*(231)

2019年調査結果 
  今年の支部担当調査地点の合計数は32,417羽で昨年の33,772羽からわずかな
 がら減少した。県内の支部調査地点は昨年と同様であった。ただし、種数の
 内訳をみると松永湾を中心としたスズガモの個体数が、昨年の4,145羽のおよそ
 2倍の8,274羽と,合計数を押し上げており,スズガモ以外のカモ類は昨年に
 比べておよそ5,000羽の減少という結果であった。
  種類数は20種(昨年21種)とほぼ同じであった。
posted by エナガ at 10:39| Comment(0) | 調査関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。