「愛知県鳥類生息調査1967年〜2016年の50年間の記録」 日本野鳥の会
愛知県支部他編 愛知県環境部自然環境課発行 A4判 140頁 日本野鳥の
会 寄贈 昭和42年から現在に至るまで毎年継続して行われるライセンサスによる
鳥類調査。多様な環境の愛知県下22ケ所の調査地でのカウント。全国的にも稀。
結果はWEBでも公開。
「山口野鳥 49号 2018年」 日本野鳥の会山口県支部 編・発行・寄贈
B5判 96頁 写真ーヤマヒバリ(青海島)・カツオドリ・ヤツガシラ・ウミスズメを食べる
ハシボソガラス調査研究ー江戸時代と現代のツル類飛来地。
「天然記念物 久井・矢野の岩海 保存活用計画2018年3月」 三原市
教育委員会編集・発行・寄贈 A4判 129頁 久井岩海は,備前最高峰宇根
山(標高699m)の530m〜480mにあり,花崗閃緑岩が風化して岩海状に,
1964年国の天然記念物に指定。その後50年も経過し,岩海に土砂が堆積し
植物の侵入も多く,今後の保存対策や施設整備を策定中。
◎上田恵介先生(日本野鳥の会副会長)寄贈本
「モニタリングサイト1000 海鳥調査報告書 2017」 環境省自然
環境局生物多様性センター・山科鳥類研究所 A4判 179頁 調査地報告ー
ユルリ・モユルリ島,恩馳島・祗苗島,八丈小島,鳥島,蒲葵島・宿毛湾,男女
群島,枇榔島,トカラ列島。資料ー海鳥調査サイト基礎情報シート,同データシート,
繁殖形態モニタリングマニュアルなど。
「対馬の鳥と自然 2018年3月」 川口誠・前田剛写真・文編 長崎新聞社
発行 A5判 192頁 対馬の野鳥225種写真図鑑+珍鳥・迷鳥51種について
写真と解説(2017年対馬野鳥の会によると383種),対馬の自然フィールドガイド,
鳥の観察は楽しい!鳥の未来に向けて,鳥にも自然にも国境はない。
「殿様生物学の系譜」 科学朝日編 朝日選書 B6判 292頁 1991年
平和な江戸時代 中国明の「本草綱目」に最大の影響を受けた博物学が殿様
を中心に隆盛。鳥類学では熊本八代藩主・細川重賢はじめ松平頼恭,堀田正敦ー
「堀田禽譜」黒田家一斉清・長藩・長知・長成・長禮・長久と。山階芳麿ー
1932年自邸に設けた山階鳥類標本館,1942年山階鳥類研究所を設立。鷹司
信輔,清棲幸保など。
「町人学者の博物誌」 筒井嘉隆著 河出書房新社発行 B5判 254頁
1987年 1903年大阪の商家生まれの著者は動物生態学を学び「鳥の棲めない
所に人間は住めない」と,様々な自然保護や調査活動をもとに1950年旧自然
科学博物館から1974年大阪市立自然史博物館開館に,また1969年「南港の
野鳥を守る会」発足,1983年「大阪南港野鳥園」開園に貢献。多くの人々
との協力ぶりが素晴らしい。
「鳥の雑学がよーくわかる本 ポット図解」
柴田佳秀著 秀和システム発行 四六判 74頁 2006年
鳥たちの衣食住と,結婚,子育て。シラサギが白い理由,ハシブトガラスは臭い
がわからない,など。